[代数]七代目
[屋号]京屋
[定紋]京屋結び、向い雀
伝統歌舞伎保存会会員
▼おっとりと上品な若女方で、以前から定評のある時代物の赤姫はもちろん、
世話物の町娘も可憐で美しい。最近は『助六』の白玉などの傾城や『魚屋宗五郎』のおはまなどの世話女房、
さらに『勧進帳』の義経などの二枚目の立役にも取り組み、芸域を拡げつつある。
次代の歌舞伎を担う女方の一人で、父・雀右衛門の芸の継承者でもある。
▼昭和30年11月20日生まれ。四代目中村雀右衛門の次男。
36年2月歌舞伎座『一口剣』の村の子広松で大谷広松を名のり初舞台。
39年9月歌舞伎座『妹背山婦女庭訓』のおひろで七代目中村芝雀を襲名。
56年名題適任証取得。
▼昭和58年と平成2年、3年、13年に国立劇場優秀賞。
60年関西で歌舞伎を育てる会演技賞。61年国立劇場奨励賞。平成9年眞山青果賞奨励賞。11年松竹会長賞。
▼立役・女方。昭和57年生。平成16年国立劇場第十七期歌舞伎俳優研修修了。
4月歌舞伎座『白浪五人男』捕手ほかで初舞台。
9月公文協巡業で中村京珠を名のる。
▼昭和59年生。平成19年国立劇場第十八期歌舞伎俳優研修修了。
4月歌舞伎座『頼朝の死』の町人(女)で中村京由を名のり初舞台。
▼昭和60年生。平成19年国立劇場第十八期歌舞伎俳優研修修了。
4月歌舞伎座『頼朝の死』の町人(男)で中村京純を名のり初舞台。
中村芝雀オフィシャルWebサイト
http://www.shibajaku.com/
Social Eye Lab.のメンバーであります歌舞伎役者の中村蝶之介(なかむら・ちょうのすけ)さんから、
歌舞伎を支えている若手のお話しを聞きました。
歌舞伎の華やかさには、若手の支えがあってこそ、感動を人々に伝えられるんだと、
熱い思いを語る中村蝶之介さん。
歌舞伎と聞くと、古典芸能ということで、どこか遠い存在のように思うかも知れませんが、
私たちとかわりない今を生きるひとたちが演じているのです。
中村蝶之介さんのご協力のもと、本番の間の楽屋で撮影しました。
撮影前に考えました。歌舞伎役者のまなざしとは?
すぐに頭を過ぎったのは、歌舞伎の顔です。お化粧された、その迫力のある顔、、、
みんなが知っている、顔、、そのまなざしです。
そのまなざしは、確かに迫力があって、格好いい、、
歌舞伎役者の素顔って、多分、とても厳しくて、格式があって、、、
でも、撮影の間に、「一般的に知られている歌舞伎役者」のイメージはすぐに薄れました。
歌舞伎役者の皆さん、柔らかくて、優しくて、その素顔は私たちとかわらないそのものでした。
舞台も見させて頂きました。そのパンフレットにこうありました、
中村芝雀さんのコメント「歌舞伎は決して難しいものではありません、、、」
このお言葉に、すべてがあるように感じました。
歌舞伎は私たちの近いところにあるのです、、、そのまなざしです。
こんな歌舞伎役者のドキュメントは見たこと無い! っていう感じ。
「伝統芸能歌舞伎」という切り口とはちょっと違う…
その中で脇を支えることを決めた役者たちのまなざし、、、
…普通の男の子なんです。サッカーや野球が好きだったり。
でも歌舞伎がすきで、主役をやることが一生なくても 、
そこでお芝居をしている若い名題下たち。
そのまなざしは、なにか特別なことを言っていなくても、なにか…熱い。
顔をつくっているとことか、トンボの稽古を楽屋でやってたりとかのカットもとてもいいです!
(グラフィックデザイナー)
化粧が出来上がっていくシーンや楽屋の様子など、興味深く拝見しました!
いい笑顔だなぁ〜!
(20代 女性)
すごく面白かったです、素敵なドキュメンタリーでした。
(20代 女性)
わーなんだか素晴らしい熱が伝わる。
ナレーション必要とあらば、いつでも!
(ナレーター)
歌舞伎役者の日常って、ふつうなんだと思いました。
こんなに近くで見たのははじめてかも。
(大学生)
切り口が面白い。この目線けっこう好きです。
よく歌舞伎の楽屋で取材できましたね。ふつうに難しいのに。
(映像ディレクター)