CAPPは、JAHAが動物病院を中心として推進するアニマルセラピー(AAA、AAT、AAE)を総 称して、CAPP活動とよびます。高齢者施設、病院、学校などを訪問し、動物の持つ温 もりや優しさにふれて頂くボランティア活動です。ボランティアに参加するのは各家 庭で家族として幸せに暮らしている動物たちです。
CAPP活動がスタートした1986年5月から2008年3月までの活動実績は、次の通りです
JAHA社団法人日本動物病院福祉協会 http://www.jaha.or.jp/
動物とのふれあいや相互作用から生まれる様々な効果が医療や福祉、教育の現場で活 用されています。広義でアニマルセラピーと呼ばれるこれらの活動は、目的などによ り、おおまかに以下の3つに分けられます。
社団法人日本動物病院福祉協会 会長でいらっしゃいます水谷渉先生のチームは、
毎月1回、特別養護老人ホーム 旭ホームで、動物訪問のボランティア活動をなさって
います。
衛生面などで、施設に動物を入れることをあまりよく思っていない時代から、
旭ホームは、動物が持つセラピー効果に気づき、取り組んでおられました。
施設長の漆原さんから、お年寄りの方々が動物に触れたときの笑顔がとてもステキで、
みなさん、輝いてらっしゃるとお聞きしました。
「MANAZASHI映像祭」を通して、その輝きとまなざしをお伝えしたいと思い、取り組みました。
お年寄りの方々の顔を明らかに出すことへの了承は得られませんでしたが、
ボランティアの方々のまなざしが鏡になって、ステキな笑顔と輝きを写し出していると思います。
試行錯誤の連続でした。
一番の要因は、素材にまなざしの対象が3つあることに気づくのです。
撮影時に意識している訳ではなかったのですが、「動物訪問」という素材自体が、
すでに3つのまなざしを対象としていたのです。
「MANAZASHI映像」の制作に取りかかって始めての経験でした。
構成を練り直し、いくつかのバージョンを作ってみました。
それぞれのまなざしにフォーカスしてみると、「バランス」が崩れてしまい、
テーマが見えなくなってしまうのです。
次に、「3つのまなざし」のコミュニケーションにフォーカスしてみました。
今度はバランスが良すぎて、「MANAZASHI映像」でなくなってしまったのです。
どこか説明的で、型にはまっていて、紹介ビデオのような感じになりました。
こうした試行錯誤を繰り返して出来上がりました、「人と動物のふれあい活動」
映像を通しで見ると、微妙なバランスと、まなざしの感覚が感じられるようなものに
なったのではないかと思います。
「MANAZASHI映像」の社会性について、深く考えることができた作品になりました。
みなさんの内面の輝きがすごくてまぶしいです。
まなざし。。
瞳の奥に、愛があふれてます。
(20代女性)
見る側に自分自身の「まなざし」を感じさせてくれます。
「人と動物のふれあい活動」は要素が多いのですが、もう一つのバランスが見えてきました。
それは、自然科学・人文科学・社会科学の3つの科学の統合としてのリベラルアート
(生の全体性を総合的に理解する)としての価値です。
(コンセプター)
大地に根をはった人たちの目というのは本当にキレイで輝いていて
とても力強く勇気付けられます
素晴らしい映像をありがとう
(主婦)
動物達のまなざし、いいですね!
見てるこっちが癒されます。(もふもふしたい)
(ディレクター)
「まなざし」って、感じるものだなぁと、、、
だから、「まなざし」を説明できないんです。
映像見て、とってもよくわかりました!
すご〜く、伝わってきましたよっ!!
(30代女性)
皆さんのまなざしの奥に、優しさと信念が表れてますね。
ステキな映像を紹介してくれてありがとう。
(会社員)